2020年を振り返って

本年も当店をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

 

2020年の漢字が「密」に決まったことにも象徴されるとおり、人と人との関わりを密接に行うことについて重く苦慮させられた年でした。

全世界で流行した新型コロナウイルスの影響を受け、飲食店や宿泊業は売上を大きく落とすことになってしまいました。

新潟県長岡市寺泊は「魚の市場通り」をはじめとした海辺の観光地であることから、その被害も並々ならぬものがありました。
それでも、当店がどうにか年を越すことができたのは、日頃よりご愛顧いただいている皆様のおかげでございます。
重ね重ね御礼を申し上げます。

 

多難な2020年ではありましたが、どうにか大晦日を迎えました。
来年こそは、人同士が和気あいあいとお酒を酌み交わせる世の中になって欲しいと切に願っております。

 

「密」を避けるべく、年末年始、外出や帰省をせずご自宅で過ごされる方が多いかと思います。
年越しはご自宅のリビングでまったりと一杯。

とにかく忙しいこの世の中、これも大切ですね。

 

おうちでお酒を楽しく呑むためには、「温度変化」でひと手間かけるとより美味しくお正月を迎えられます。

例えば、冷酒。しぼりたて生原酒などは要冷蔵のため、暖かい部屋の外(廊下や玄関あたりだと、凍結する心配もなく安全です)に置いておき、暖房で温まった身体にキュッと注ぎ込むと抜群に美味しくいただけます。
反対に、燗酒。お仕事や挨拶回りで寒い外からご帰宅される方がいらっしゃるなら、鍋に熱湯をくべて、酒を注いだ徳利を入れておくと、ほどよく温めた燗酒が冷えた身体を温めてくれます。
燗酒の適温は40~50℃くらい。
あまり暖めすぎず、持った徳利が少し熱いかな、くらいがいいと思います。

 

辛い出来事が多く、大変な一年ではありましたが、どうか皆様良い新年をお迎えくださいませ。

 


12/31 魚の市場通り、売店前にて